極上恋夜~この社長、独占欲高めにつき~

周囲は警備員に囲まれ、近づけないようになっている。

ただひとり、神崎さんの隣にいるのは、白いジャケットにスカートを合わせた髪の長い女性。

もしかして、秘書かなにかだろうか。

……あの女性、どこかで見たことがあるような。

そのシルエットに見覚えがある気がして、私はじっと目を凝らして女性を観察した。

顔まではハッキリ見えないけれど、あの体格、服の雰囲気、髪型は、もしかして……。

……水上さん?

水上さんとは、昔会社にいた先輩で、確か神崎さんより三つ、四つ、年次が上だったはずだ。

ものすごく仕事のよく出来る女性として有名で、私が入社してしばらくすると、キャリアアップのために転職してしまった。

接点は少なかったけれど、私たち女性社員からしてみれば目標にするべき人だったから、その存在は印象深い。

……こんなところに、水上さんが?