“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「そんなの優斗に関係ないでしょ。
ほら戻る!」



「えー、関係あるよ。
あんまり誠の話ばっかすると俺怒るからな。」



「はぁ?
優斗が怒るとか意味わかんない。」



それって嫉妬ってことになるけど?



それとも構ってほしいからって意味で怒るってこと?



どっちにしろ優斗のことだ、冗談だろう。



「じゃあ怒らないけど、その代わり昨日みたいな熱いキスを交わそうか?」



「は?キス?
え、沙織どういうこと!?」



あーもう!
優斗のせいで美香が反応してしまった。



「いいから優斗は戻って!」



怒る私を見て優斗は楽しそうに小さく笑いながらようやく戻った。



絶対今わざと言ったな、あいつ。



「ねぇ沙織?
私に教えてくれるよね?」



優斗がいなくなるなり、美香がすぐさま私に聞いてきた。



これは、諦めるしかないか。



私はそう思い、美香に昨日の経緯を説明した。