誠が私たちの席へ来たから、すぐ優斗をはがしてもらおうと思ってたんだけど……
「東崎って沙織のこと女として見たことないの?」
「は?」
美香がここにきて意味わからないこと言い出すし!
そんなわけないでしょ!
「だってさ、幼なじみの恋ってあるじゃん?
沙織抱きしめたいなぁとか押し倒したいなぁとかないの?」
だ、ダメだ。
美香の妄想はいつまで経っても終わらない。
「そんなのあるわけねぇだろ。
沙織は俺の前だと女じゃねぇし。」
「うわ!それはひどい…!」
「とか言って実は理性と闘ってたりして?」
美香はまだ誠に食い下がる。
さすがにもういいでしょ。
「絶対ない。」
面倒くさそうに答える誠。
これはやばい。
このままだと誠、席に戻っちゃうよ……!
「ま、誠!
早く優斗連れてってよ。」
「優斗、沙織が照れてるからそろそろ離してやれって。」
「な……!
照れてないから!」
なんでそんな言い方するかな、誠は!
確かに照れてるけど!



