“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「俺、沙織がいないと死ぬ気がする。
うさぎと同じ現象だ。


寂しくて死ぬってやつ。」



な、なに可愛いこと言ってるんだ優斗は……!



そんなの恋人でもない限りいつかは疎遠になるっていうのに。



「ふーん。
でも沙織は加賀がいなくても生きていけると思うよ?


なんせ沙織には愛しの幼なじみがいるからね。」



「ちょ、美香!
いらないこと言わないでよ………」



「愛しの幼なじみって、沙織が言ったの?」



その言葉を聞いた優斗が、腕に力を込める。
ちょっと苦しいんだけど……!



「そんなわけないでしょ。
美香が誠を推してるだけ。」



「そりゃ推すでしょ。


あーんなクールなイケメンが近くにいるっていうのに……沙織は東崎を選ばないなんて。


友達以上、恋人未満っていう関係から抜け出せないのねきっと!」



ああ、ダメだ。
これは美香の妄想がどんどん膨らんでいくやつだ。



こうなればもう止まらない。