ーーー昼休み
「ねぇ。」
「んー?」
「んー?じゃない!
なんで私にくっついてるの!?」
男子のグループから抜けてきた優斗が、私と美香の席までやってきたかと思えば
自分も私の近くにある椅子に座りだし、そのまま私にくっついてきたのだ。
ちなみに腰に両腕が回されている状態。
もう恥ずかしすぎて逃げ出したいけど、優斗の力が強くて敵わない。
「本当に加賀って沙織のこと好きだよね。」
そんな私たちを見て、美香が呆れ顔で口を開いた。
どうやら美香の推しは誠なようで、優斗には興味がなさそう。
……っていうか美香、優斗になに聞いてんの!?
それで好きじゃないって言われたら私泣くよ?傷つくよ!?
「今すぐ充電したかったんだよね。」
「は……?」
そんな私の心も知らないで、優斗は答えになってない返しをするし。
私は充電器じゃないっての。
優斗のエネルギー源は私なの?
でもとにかく、好きという質問に対して優斗は濁したのだ。
それは悲しい。



