“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「じゃあ私が軟禁されたら誠、助けに来てね。」



「はぁ?
どうせお前ら部屋でいちゃついてるだけだろ。」



「なっ……!」
「まあ、そうなんだけどな。」



優斗、普通に認めてるし……!



「いやいや、絶対に優斗の家に行かないから!」



危険な気しかしない。



恋人同士になったらまだわかるけど、こんな中途半端な関係で色々するのはやっぱり苦しいから。



「えー、じゃあ断った罰として俺と手をつないで登校の刑。」



「あっ……!」



私が断る前にちゃっかり恋人つなぎをする優斗は、本当にやることが早い。



「お前らまじ他所でやれよ。
俺先行くから。」



「だ、ダメです!
誠は見張り役!」



「なんのだよ?」
「優斗が変なことしないか。」



「もう十分お前ら変なことしてるだろ。」
「してないし……!されてるだけだから!」



「とか言いながら、抵抗しない沙織も受け入れてるのと同然。」



勝ち誇ったように笑う優斗。
悔しいけど、正しい。