“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「こんなモテる幼なじみがいたら困るよね、ほんと。


いーな、私だって一度はモテたい。
誠困らせてやりたい。」



結構誠の呼び出しや手紙を渡すのをお願いされることが多いのだ。



今ではだいぶ落ち着いてきたけど、特に高一のバレンタインは酷かった。



私に誠の分だと言って渡されるのだ。



クールな誠に近づきにくい女子は全部私任せ。



なのに優斗には全員直接渡してるし、そういうの見たら妬けたな。



「沙織それまじで言ってんの?」
「え?」



まじで言ってるって、何に対して?



誠の言葉が理解できなくて返答に困っていると、誠が先に口を開いた。



「沙織はモテないんじゃなくて、モテないように裏で手まわされてるんだよ。」



「………へ?」



そ、それは一体どういう……?