「誠!お待たせ!」
私は笑顔で誠の元に行ったけど、誠は相変わらず呆れ顔。
「沙織、全然大丈夫そうだな。」
心配して損した、とつぶやいて先に歩き出してしまう誠。
え、待ってよ……!
私も慌てて誠の後ろについていく。
それにしてもさっき、心配して損したって言ったよね?
「心配してくれてたんだ。
ありがとう。」
「あんな追い詰めた顔してたらそうなるだろ。」
「嘘……!
そんな顔してた?」
「してた。
ついでにブッサイクな顔。」
なっ……!
せっかく誠に感謝してたところなのに、一気にその気持ちが吹っ飛んだ!
「女子にブスは禁句です!」
「沙織は女じゃねぇだろ。」
「はぁー!?
れっきとした女ですから!」
なんでこんな酷いことばっか言うかな。



