“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「……とりあえず、誠の言葉を信じて明日は普通に接する。」



「へぇ、沙織にしては前向きだな。」



「うん……だからね。
誠、明日学校一緒に行こ?」



「は?」



誠はそんな私の言葉に対し、目を見張って驚いた。



そ、そんな驚く……?



まあでもそっか。
一緒に行こうなんて最後に言ったの、いつだっけ?



それぐらい昔の話なのだ。



「お願い!
誠がいてくれないと、私優斗と話せない気がする。


朝から話さないと私絶対無理だよ……!」



手を合わせ、誠にお願いする。



そしたら誠がまた、ため息をついた。
だ、ダメなのかな……?




「……わかったよ。」




だけど誠はいいと言ってくれた。
やっぱり言い方は冷たいけど優しい……!



「いいの!?」
「いいも悪いも、会えば一緒に行ってるだろ。」



「そうだけど、明日は絶対だよ?


……あ、じゃあ5分前にインターフォン鳴らしにきてほしいな。」



「お前なぁ、俺がいいって言ったからって」



「じゃないと間に合わなかったら困るもん。
明日だけだから……!」



そんな私を見て誠は呆れたような、諦めたような表情をした。



その後、誠はやっぱり優しいから、そっけなかったけど肯定してくれたんだ。