“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「それって……」



「ごめん、沙織。
ずっと隠してた。


俺たち、喧嘩やめたわけじゃないんだよ。」



私は固まってしまう。



嘘……?



じゃあ今までずっと、優斗も誠も私の知らないところで不良グループと絡んでたってこと…?



「どうし、て……?
なんで?


なんで不良続けるようなこと…」



「俺たちだけ逃げるなんてこと、できなかったんだ。」



「逃げる…?」



言ってる意味がわからない。
理解に遅れてしまう。



「ただのそこらへんの不良とは違うんだ。
仲間がいて、俺たちは守る側にいたんだよ。」



守る側……。



不良とは違う?
仲間…?



「だから俺たちが逃げたらそれは仲間を裏切ることになるんだ。


だからずっと喧嘩続けてた。


でも周りにはバレないようにして、特に誠はもう沙織傷つけたくないって注意払ってた。


それぐらい、大事だったんだ。
仲間も、沙織のことだって。


俺たちといれば必ず沙織も狙われる。


それが怖くてずっと、学校以外では関わらないようにしてたつもり。」



仲間、がいる。



その仲間は優斗たちにとったら大切なものだっていうのは伝わった。



その上私と深く関わらなかったのは、私に隠してたのは全部……



私の、ためだったんだ……。