思わず優斗を見ると、もうそこにいつもの優斗はいなかった。
笑顔が、なく無表情で。
「……優斗?何言って」
「よく簡単に俺家入れたよね。
まだ騙されてるとでも思ったの?」
「さっきから何言ってるの?
騙されたってなに?」
「しらばっくれんなよ。」
その時、優斗の声が荒げられた。
冷たい声をしていて。
「意味わかんな……」
その時。
グラリと揺れる視界。
身体は反転し、視界いっぱいに優斗が映った。
それは明らかに押し倒されていて。
「優斗……?何して…」
「沙織と誠、二人して俺の反応見て楽しんでんだ?
気づかなかった俺も相当、バカだよな……」
優斗は私の首筋をなぞった。
くすぐったくて、押し返そうとしても全く動かない。



