“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「なに…?」



久しぶりで、胸が高鳴る。
ドキドキする。



『直接、抱きしめたい。
……ダメ?』



グラリと揺れる心。



ダメだ、誠から止められてるじゃないか。
でも今の優斗のどこが正気じゃないの?



どうしても信じられない。



『もしかして、誠に止められてるとか?』
「……っ、なんでそれを…」



『やっぱりね。
誠、あまり俺たちのことよく思ってないのかも。』



よく思ってない?
だから誠はあんなこと言ったの?



……ううん、それは違う気がする。



でも……



『誠を信頼してるのはわかる。
でも、無理?


沙織をぎゅってしたい。久しぶりに触れたい。』



そんな甘く誘われると
傾いてしまうこの心は緩い。



それだけ優斗が好きで、どれがまともな判断なのかわからなくなってしまう。