“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜




「沙織、今日なんで誠の家に来たの?」



優斗の声が低い。
どこか怒ってる…?



「お父さんのお土産渡しに来て…」
「そんな格好で?」



「……っ。」



そのことには触れないでほしかった。



「あ、えっと…優斗がいたって知ってたらこんな格好してないから!絶対!」



慌てて弁解するも、優斗はまだ不機嫌そうで。



「それもそれで腹立つ。」
「えっ……」



じゃあどうすればいいんだ。
そもそも優斗が腹立つ理由がわからない。



「誠の前でいつもこんな格好してたらいつか襲われるよ?」



「お、襲うって……誠は私のこと女として見てないから大丈夫!」



「男は本能で動く時あるの、わかる?」



そう言って私の腰に優斗の手が回された。