“好き”がほしくて〜恋人未満のこの関係〜





「じゃあ決まりね。
沙織の部屋でしようね。」



「断固拒否!
絶対リビング!」



「えー、なんで?
沙織の布団にくるまりたい。」



「やめてよ絶対無理なんだから!」



優斗の脳内はずっとそういうことを考えているのか。



だとしたら呆れてしまう。



「嫌だ、沙織の部屋がいい。」
「じゃあ誠呼ぶよ?」



「それはもっと嫌だ死んでも嫌だ。」



し、死んでもって……重すぎる。



どれだけ誠がいてほしくないのか、今ので十分伝わった。



まあ一回くらいはいいのかな、と思っているとちょうど授業が始まる合図のチャイムが鳴った。