先生に届けた後、二人で靴箱に向かう。
「先生にさ、加賀の次は東崎かって言われちゃった。色々誤解されてる。」
「面倒なのは俺も同じだから。
誤解されたくなかったらさっさと付き合え。」
「む、無理だよ!
そんな簡単にいかないから……」
優斗の色々あるっていうのが何を指すのか、それを知らない限り付き合うなんて簡単なことできない。
何も知らないで付き合うことなんてできないのだ。
だから少しでも優斗に近づきたくて、抱えるのもに触れたい。
いつも笑顔の優斗だけど本当は何を考えているんだろう。
帰り道も優斗のことを考えてる私は重症だなぁ、なんて思いながらも私は誠と二人、家へと帰った。



