「かな。奏時…ぶりっこかよ。俺が二重人格にさせてしまっ…どこだここ」

見たことのある部屋に葉汰はいた。

「葉汰?あの、ごめん…なさい」

奏多の膝の上に寝かされ奏多は葉汰をのぞいていた。

「奏多。奏多、ずっとこうしてたのか?奏多、思い出したよ全部。…ごめん。俺がお前をここまで追い詰めた。」

葉汰は奏多の頬をなでた。
奏多は、つかさず、葉汰の手を握る。

「うーうん。いいんだ。葉汰、俺は葉汰がすき」

葉汰は握った手に力がはいる

「…あのさ、俺ずっと片思いだって思ってた。ずっとずっと叶わないって思ってたんだ。だから、あの時信じられなかった。俺たちさ、ずっと好き同士だったんだよな。…俺が弱いから」

「…葉汰。キス…したい」

「…うん」

「チュッ…ンッ…ッ…ンッ…かっ…かな」

葉汰と奏時は熱い甘い深いキスをした。

「葉汰、かわいい…」

2人はベッドに横たわり、奏時は葉汰の服を優しく脱がした。

「…っあ、かなっと…恥ずかしい…」

「…葉汰?ふっ。なにそれ。かっわいー。…でも、…待てない」

キスで身体中を撫で回す奏時と撫で回される葉汰。

「葉汰、くわえて」

「アッ!どこ触って…」

葉汰のお尻に奏時の指がはいる

夢にまでみた奏時とのあれやこれやを受け止めるのが精一杯の葉汰だった

葉汰は、恥ずかしさと気持ち良さ、やっとかなった嬉しさに包まれていた。

「アッ…ンッ」

「もっ…もっと!葉汰もっと聞かせて」

奏多は葉汰の鳴き声に、たまらなくなり、止まらなくなる。


ベッドのきしみは、喘ぎ声、幸せは部屋中に響き渡った。