次の日の朝、本当に目がパンパンだった

行きたくないと思い熱を測ってみるも正常。

体は正直だなあ

行きたい日に行かせてくれないのに行きたくない日には行かなければならない

とりあえず目を冷やし、目が目立たないようにいつもより少しケバくメイクをする

そして髪をセットし学校に行く

学校に行くとたくさんの友達に心配された

「るーちゃんどうしたの!?その目!!」


「秋風さん!?何かあったの?」

「花粉がひどくて…涙が止まらなかったの」

「そうなの!?確かに花粉多いよね〜」

ほっよかった信じてくれた



こんな感じでなんとかごまかせたと思っていた

「瑠花…あんたそんな嘘が私にまで通用すると思ってんの?」


いつの間にか目の前に大親友の佐藤立花(さとうりつか)が仁王立ちをしていた


「…っりーちゃん…っう、うわーーん‼︎」

やっぱりダメだ。りーちゃんは私のことをなんでも知ってくれている

そんな人に隠せるはずがない

そう思うと昨日の光景が蘇りまた泣けてくる

「瑠花!?…ここじゃたくさんの人が見るから移動しましょ。ね?」


そう言ってりーちゃんに連れられたのは屋上だった

(屋上…は、初めて来た)


屋上は鍵が閉まっていて扉も硬いので生徒は絶対に入れないと思っていた


何故りーちゃんが屋上の鍵を持っているのか…そこは聞かないでおこう


「で?何があったの?」


私は昨日会ったことを全部りーちゃんに話した