「…へ?」





「じゃ、そういうことだから気をつけてね、さゆちゃん♪」





悠乃はキョトンとする私1人を残し、そのまま帰ってしまったのであった。





…最後の言葉なんだったんだろう。





そんなことを考えつつお風呂場へ直行した。





最近悠乃の言ってる言葉の意味がよく分かんないな。


聞いてもはぐらかされちゃうし…





やれやれとため息を零し、胸に手を当ててみると、ドキッドキッと小さく鼓動を打っていた。





…今日は悠乃にドキドキされっぱなしだった。





昔じゃ考えられないことなのに。





そもそも悠乃が私をからかって、ああいうこと言ってるだけなんだけど…


元々男の子と関わることもあんまりないし、こういうことに疎い私にとってはちょっと刺激が強すぎるよっ





悠乃はなんだか女の子慣れ(?)してるみたいだし。