独占したい、甘々に。【完】

「へ?」





そう問いただす悠乃の表情は、悪戯っ子のような笑みを浮かべていた。





「顔に見たいって書いてあるよ」


「…えぇっ!」





ケラケラと悠乃に笑われ、顔が徐々に熱を帯びる。





悠乃に心の中を見透かされた…!





私は両手で顔を覆い、恥ずかしくてそっぽを向いた。





「あははっ紗雪可愛い」


「もう、からかわないでよ~」





そりゃ、私だって悠乃の執事姿見たいよ?





だって…絶対似合うだろうし…





「紗雪」


「ん?」





後ろから声をかけられ振り向くと、悠乃は地面に片膝をつき、そして私の左手をそっと掴んだ。