そして放課後となり、ちーちゃんは部活に行き、私は悠乃と一緒に帰っていた。





女の子たちの鋭い視線を感じていたが、あえて気づかないフリをする。





悠乃は気づいてないみたいだし、言うと心配しそうだもんね。





私はフゥと一呼吸つき、気持ちを落ち着かせた。





「そういえば俺たちのクラスさ、執事喫茶をやることになったよ」





「執事喫茶…?」





私は目をパチパチとさせ悠乃を見た。





「なんか女の子たちがどうしてもやりたいらしい」





「…それって、みんな悠乃の執事姿が見たいからじゃないかな?」