しかもみんなが見ているようなこんな場所で…!





耐えきれない恥ずかしさを感じ、悠乃に背を向け、手で顔を覆った。





いっ、今のは一体なんだったの…!?





頭の中が軽いパニックを起こす。





「もしかして、照れてるの?」





そう言って悠乃は私の顔を見ようと、覗きこんでくる始末だ。





「やだっ見ないでよ~…」





赤くなった顔を見られないように、必死に顔を背ける。





「恥ずかしがり屋なとこ、昔の俺みたいだね」


「これは、悠乃のせいじゃん!」





呑気に笑う悠乃を、私は少し眉間にシワを寄せた様子で見た。





「もう私、先に行く!バイバイ!」