独占したい、甘々に。【完】

「悠乃っ、急いでるなら速く歩けるから、その…手を離してほしいんだけど」





「えーっ、どうしよっかな」





そう言いながら、私の手を握る力を更に強くしたのだった。





なっ、なんで!?


なんだか悠乃、楽しそう…?





横から見る悠乃の表情は、晴れやかなもので、ニコニコとしていた。





何がそんなに楽しいの…!?


私のこと困らせて楽しんでいるとかじゃないよね…





「なんで手繋いじゃダメなの?」


「なんでって…」


「昔はよく手繋いでたじゃん♪」





一体いつの話をしてるのっ


そりゃ、子供の頃はよく手を繋いでいたけど…





昔と今じゃ状況が違いすぎるわけであって。





流石に今手なんて繋いでたら、変な勘違いされちゃいそうじゃん!