独占したい、甘々に。【完】

それから私たちは席に座り直すと、昔みたいにお喋りをした。





「そういえば、どうして悠乃がここにいるの?」





悠乃は私たちの学校の制服を身に纏っていた。





「あっ、そうそう。実は夏休み明けから、この学校に転校することになったんだよ」


「えっそうなの!?」


「うん。まさか紗雪のいる高校だって思わなかったから、めっちゃ嬉しい」





そんな素直に言われると、反応に困ってしまう。





もちろん、私も悠乃と同じ高校で嬉しいけどさ?





「そうなんだ、そんな偶然あるんだね」


「だからさっき教室の前通った時、びっくりしたもん。誰か教室にいると思ったらまさか紗雪だし」


「私もびっくりしたよ!いきなり目の前に男の子がいて」





まるで昔に戻ったかのように、私たちは楽しい時間を過ごした。





「今日はどうして学校に?」


「校長先生への挨拶とか、教科書もらったりとか」


「そっか。ちなみにクラスはもう知ってるの?」


「俺、2年2組だったよ。紗雪は?」


「あっ、私3組なんだよね、この教室」