「それで話って言うのは…」





私は悠乃の隣に座りつつ、緊張した面持ちで口を開く。





すると、悠乃は大きく息を吸い込むと、私のほうへと体を向け、頭を下げたのだった。





「ごめん紗雪!」


「えっ、悠乃?」





突然謝られ、私は目を丸くさせた。





「最近、紗雪に冷たい態度取ってた。本当にごめん」


「そんな、いいよ!それより頭あげて?」





そう言うと悠乃はゆっくりと頭を上げた。





眉を八の字にさせ、シュンとした表情を浮かべていた。





「やっぱり最近何かあったの?もしかして、私のせい?」





「紗雪は悪くない…!ほんとに俺が子供だっただけっていうか、なんていうか…」