「いいもの見せてもらえたし、もういいや」





「へ?い、いいものって…」





悠乃はそう言うと私に背を向け歩き出した。





「紗雪のバニーガール可愛かったよ?食べたいくらいに」





ペロッと舌を出す仕草に、顔が真っ赤に染めあがった。





な、な、何言ってるの…!?





「じゃ、またね」





悠乃は優しく笑うと自分の家へと帰ってしまった。





私はそんな後ろ姿をただ茫然と見ていた。





…なんか、今のですっごく疲れがきたような。