青空と奇跡

その日、あたしはずっとひとりぼっちだった。
いつも雛姫としかいないから、他に頼れる子もいない。だからあたしはひとりでいるしかなかった。

1番困ったのは国語の授業。
「はい、じゃあ漢字テストを仲いい人たち同士で交換して丸付けしてくださーい」
あたしはいつも、雛姫とやっていたから雛姫と喧嘩したこの日はどうすることもできなくて、結局先生に見つからないように自分で丸つけをして提出をした。

その他は、特に困ることはなかった。
体育のストレッチのペアは先生が勝手に決めてくれるし、移動教室や休み時間のトイレだって、寂しかったし嫌だったけど我慢できた。

でもやっぱり、寂しかった。
こんなふうに喧嘩することなんてよくあることだ。でも、今回はいつもより気まずい。いつもは雛姫からすぐに声をかけて謝ってくれるのに、今回はもう知らんぷりだ。
「もう、嫌われちゃったんかな...」
そんなことを呟いて帰り支度をする。

いつもより長かった1日がやっと終わる。
雛姫に謝ってそれから一緒に帰ろうかな、とも思った。でも雛姫は他の子たちと遊んで帰るみたいだった。
邪魔するのも悪いし、1人で帰る事にした。

雛姫と一緒に帰ったのは4人。
美人で勉強も運動もできる学級委員長の中野伶美さん、中野さんの幼なじみで親しみやすい五十嵐咲さん、元気で面白いムードメーカーなのに優しい加藤あゆさん、おっとりしてて華奢な森田奈々さん。