私は大きく頷いた

「じゃあ、早速注射するから手貸して」

急に悪魔の笑顔にかわる看護師さん

私がいつも、注射嫌がってるの知ってるから
とっても怖い

「それだけは勘弁してくだ…」

私の声をさえぎるように

「だめよ〜いい子だから手出してねぇ〜」

私は断念して大人しく注射をした。