「結さん」










そうやって名前を呼ばれた時は










すごく嬉しかったけど










名前を覚えていてくれたことに










すごく驚いた。










「何ー?」










奏輔くんは提出したはずのワークを










私に差し出してきた。










「…これ」










「あ、ありがとう!」










このワークを持って










ウキウキしながら










自分の席に着いた。