なーんだ。

心配して損した。

復習テストだったのかぁ。

「ひーなっもりっ!」

あぁまためんどっちぃのがきたよ。

「どうしたの?原谷くん。」

『にたぁ』と笑ってる原谷くん。

どうした。頭でもうったか。

「テストだよっ!どーだった?」

テストか。なるほど。

じゃあなんでこいつ笑ってんだっけ?

まぁいいや。

「87点」

そういうと原谷くんは
眼をパチクリさせている。

「どうしたの?」

「雛森って、勉強してこなかったんじゃ…」

ん?なんでそんなこと聞くんだろ。

「そうだけど…」

よくわからない人だなぁ。

「なぁ、雛森。お前頭いいのな。」

なにをいっとるんじゃお主。

「え?そう?だってさっきの復習テスト
だったから。大したことないよ?」

なっなにぃっ!?的な顔しとる。

「雛森さん。」

さん付け?なんで。

「俺に勉強を教えてくれませんか?」

「……え?」