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まずみんなで神社を見に行った

おみくじなどをひいて

渡辺くんが

「大吉だー!」

ってはしゃいでて、可愛かった

「私も大吉だったよ」

って言ったら

「まじ!お揃いじゃん!」

ちょっと嬉しかった

好きな人がいるってこういうことなんだ

その後うどん屋さんにいって

渡辺くんが七味唐辛子をぶちまけてた

そういうアホっぽいところも可愛いとおもった

「うどん美味しいね」

「からい」

それしか言ってこなかった

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お土産を買いに、男子と女子で別れた

ちょっと寂しかったけど、きみちゃんがいるから

楽しかった

「ねえねえかりんちゃん」

「どうしたの?」

「もしかして、渡辺くんのこと気になってるんじゃない?」

「えっ?」

「あんなに嫌がってたのに、自分から話しかけたり、
笑顔で話してるじゃん」

「えっ、そ、そうだっけ…」

バレてる…かな?

「もうバレバレだよ!すぐ顔に出るんだから」

「きみちゃんには嘘つけないな…」

そして、お土産を買ったあと

班別行動は終わりの時間を告げていた

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「疲れたー」

きみちゃんはそう言いながら

ベッドに飛び込んだ

「二人しかいないから、広く感じるね」

隣には渡辺くんがいるのかな

そう思って壁に身を寄せた

そうして渡辺くんがそばに居るように感じた

「ご飯の時間だよー」

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ご飯を食べに、横浜の中華街へ行った

目の前に渡辺くんがいたから

食べるのに気を使っちゃうな

食べてる時におばさんがきて

面白くて、二人で笑った

とても楽しそうな渡辺くんをみて、私はこの気持ちを抑えきれなくなりそうだった

「粟島、もう食べないの?」

「私あまり中華料理好きじゃないんだ」

「じゃあ俺が食べようか?」

えっもしかして

間接キスの流れ!?

神よ私に力をください…

「じゃあ俺がそっちいって食べるね」

「うん、分かった」

神はは私を見捨てた

でも、渡辺くんが隣にいて心臓が張り裂けそうだった

実際張り裂けてたと思う

そうして1日目が終わった

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チュンチュン…チュンチュン…

朝から鳥が起こしてくれた

「かりんちゃんおきてー」

きみちゃんが寝言で言っていた

「まったく、起こしてあげないと」

そして、修学旅行2日目が始まった。