小さな百合の花

責任者のアットホームに加えて、従業員もアットホームなバイト先。

毎日がピリピリしているパン屋とは打って変わって、私は遊園地スタッフの仕事が大好きになっていった。

仕事もまだ慣れていない中、いわゆる同期で入った従業員の子たちとあの責任者の研修を1日中耐えなければいけない日があった。

これはここのバイトをする上で必ず通らなければいけない道。

私の中学生の頃からの唯一の男の親友もこの頃にはもう一緒にバイトを始めていた。


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電車の中で久しぶりに奴から連絡が入る。


「お前元気しよん?」
「うわ、久しぶり」

電車内での周囲の目線が気になるが、唯一とも言える男友達からの久しぶりの連絡を切るわけにはいかない。

「お前最近なにしよん?」
「遊園地スタッフ。めっちゃ楽しいよ」
「遊園地とか!俺も働きたいんじゃけど」

久しぶりの岡山弁を聞く。

「じゃあ紹介してあげよっか?」
「おう」

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ものすごい睡魔が襲う研修中、奴は私の隣に座っている。

唯一の男友達兼、もうこの時点で同期の仲間入り。