「名前は?」
ビク。
先生に背を向け、席に着こうとしたが止められてしまった。
「…白石 真優です…」
恐る恐る、振り返りながら言った。
「白石…まさか、3年の白石 涼真の妹か?」
今さっき皆の前で名前を言ったばかりなのに…
妹かって聞かれるやりとりも、さっきやったばかりー…
「…はい」
それにこの先生、入学式の前に私のこと¨真美¨って呼んだよね?
その時に、¨真優ですけど¨って私の名前も言ったよね?
「職員室で噂にはなっていたが…そうか…お前が…」
先生は驚いた顔で、ジロジロと見てくる。
「似てな…いや…妹のわりに、身長が小さくないか?」
「!?」
グサ!!
さらっと、私のコンプレックスをー…
「いや、悪い悪い!気にすんな!」
先生はフォローを入れてこようとするが、グサッと胸に刺さったものはもう抜けない。
この先生、嫌い。
心の中でそう思った。
「さ、SHR始めるぞ!席に着こう!」
先生に背中を押され、教室に入った。



