~先輩との出会い~

先輩、あなたと出会ったのは、三年前の真夏の公園。

僕は、小学六年生で、先輩は、中学一年生だった。

先輩は、暑いのにも関わらず、長袖のパーカーを着ていたね。

ピンクと黒のチェックのパーカー...。

結構印象的でしたよ...。

先輩のしたの名前が、「尚己」って言うから、みんなと呼び方被りたくなくて、「尚」って呼んでみたら、
「特別感あっていいな。」
ってあなたは、笑ってくれた。

ポーカーフェイスに見えたけど、以外に感情的で、
ちょっと、ドキドキしてた。

僕は、女子なのに、一人称が「私」じゃなくて「僕」だから、
みんなに、「おかしい」と言われて泣いてたら、
先輩、あなたは、
「自分らしさは、捨てなくていいと思うよ。いいじゃん、そのままの一人称でもおかしくないよ。」
と、優しく言ってくれた。
嬉しかった。すごく嬉しかった。



初対面なのに、いろいろ話題をふってくれて、安心した。


同じ中学に行きたいと思ってた。