学校から帰る、裕也に1本の電話がかかってきた。 「もしもし、裕也くん?」 「はい。なんですか?」 「今、病院から連絡があったんだけど、 春、山場は超えたって…… でも、まだ意識は戻るか分からないって…」 「そうですか…… ありがとうございます」 裕也は少しほっとした。