季節は冬をむかえ、 大イベントであるクリスマスになろうとしていた。 「ねぇ、伊吹」 「どうした?」 「もうすぐクリスマスだね…」 「そう、だな…」 「私と一緒に…」 「ちょっと待った!」 「えっ?…」 「俺から言わせろ 新しく出来た遊園地に行きてぇんだろ?」 「な、なんで知ってんの?」 「わかりやすいんだよ!」 「クリスマスに遊園地って憧れだったから……」 「いいよ」 「ほんとに?」 「断る理由なんてねぇだろ?」