伊吹は何か胸騒ぎがした。 その胸騒ぎは試合にもあらわれていった。 (あいつ…! 3年がいないからってエースナンバー背負いやがって… 俺の好きなやつまで……) そんなことを考えてるうちにボールは相手のチームに行ってしまった。 「あっ…!」