私は気配を消して手当てしている5人に近づく。

そして北条のボスが目を離した隙に5人まとめて成敗。

北条はまだ気づいていないようだ。

私のもとに残しておいた辻堂3人に合図を出し、5人は辻堂のもとへ。


あの5人はあとでいたぶるとして・・・

「木原組さあ~ん?ヒーローの辻堂はまだ到着しないのかな~?」

この状況でも呑気に余裕こいてる北条。

きっと銃を持っているから勝てると思っているのだろう。

私は銃を出した時の対処も任されている。

警察に証拠が残るように音声の録音とビデオ・写真撮影は優秀な辻堂に任せてある。

後は私が銃を落とせばいいだけ。

私は気づかれないように北条の後ろに回り込む。

それに気づいた純は北条を挑発する。


「あれ~?北条さん。余裕こいてる割に北条ほとんど残ってませんけど?」

「クククっこれは俺の思惑通り。俺には最強の武器があるからな。」

そういった北条は黒光りする物体を懐から取り出した。

純たち木原にはあせった演技をしてもらっている。

純とアイコンタクトを取って・・・




ガンっ