施設の人間は俺の引き取り手が見つかって嬉しかったのか、すぐに手続きを終わらせた。 俺はびくびくしながら里親の車に乗り、連れてかれた。 ついたと言われ車の外に出ると、家・・・というより城が建っていた。 広いリビングの椅子に座らされ、自己紹介が始まった。