「え?」


「よかった……よかった…」


葵、泣いてる?


背中をさするとさらに強く抱きしめられた。


葵の温もりに安心した。


生きてる…。


葵がちゃんと生きてるよ。


この時は私は決心した。


もうどんな事があっても、葵から離れたりしない。


葵が私の前から姿を消す時までそばにいる。



そしてその日が来たら、


「好きだよ」


この言葉を君に伝えよう。