剱聖伝

ここの所、野宿続きだった

ので、いいかげんにフカフ

カの布団で眠りたい…


そんな事を考えてる間に足

の方にも少しは生気が戻っ

たみたいだ。日が落ちる前

になんとかノラ村にに入る

為、重い腰を上げたその時

!!周りの木々から一斉に

鳥達が逃げるように飛び立

つ。


《なに?!…精霊達も騒が

しい…》


ティアは五感を研ぎ澄ます

…しばらくすると凄まじい

爆音があたりをつんざいた

。やがて遠くの方で煙りが

あちこちから上がるのが見

えた。



ティアの鼓動が激しくなる




疲労も忘れティアは走り出

していたのだった。