ラキが来るほんの10分前…

クロードとティアはメギメ

ギの部屋に顔を出し、そこ

に居ない事に気付いた。


傷はほぼ完治していたので

心配ないが、こんな暗闇の

中、外に出たのならかなり

危険だ。


《さきほど扉の開く音が


したように思えましたが…

まさかメギメギちゃんで


しょうか……》クロードの

方を向いて不安げな顔


をのぞかせる。


《たぶん…な》


《まったく坊主といい、メ

ギっころといい…っとに、

困った奴らだ》


そう言って頭を掻く。


その様子をニコニコしなが

らティアの瞳が見つめる。