《まだ私にもやれる事が
あると?!》
《あぁ、そうだとも》
ルシフォールがニヤリと
笑う。
《さぁ、この石に願うんだ
…バーミリオンを助けたい
…とね》
そう言うと懐から石を取り
出した。
そのまがまがしい石からは
邪悪な気が溢れている。
その石を虚ろな眼で見つめ
るシーリアは、その力に吸
い込まれるように腕を伸ば
してしまう。
どうしようも出来ない感情
がシーリアを襲う。
《願いは!?》
ルシフォールの問いに
《願いは…》
シーリアも同調する。
《続けて…》
《…バーミリオン様を助け
たい…》
《その為なら?!》
《その為なら…命をかけて
も…構わない…》
《…………》
その言葉の後、石が激しく
光りはじめる!!
《フフッ良く出来ました》
ルシフォールが両手で顔を
覆い、空を仰いだ。
何時しか天は、どす黒い
雲が世界を覆い尽くして
いたのだった。
あると?!》
《あぁ、そうだとも》
ルシフォールがニヤリと
笑う。
《さぁ、この石に願うんだ
…バーミリオンを助けたい
…とね》
そう言うと懐から石を取り
出した。
そのまがまがしい石からは
邪悪な気が溢れている。
その石を虚ろな眼で見つめ
るシーリアは、その力に吸
い込まれるように腕を伸ば
してしまう。
どうしようも出来ない感情
がシーリアを襲う。
《願いは!?》
ルシフォールの問いに
《願いは…》
シーリアも同調する。
《続けて…》
《…バーミリオン様を助け
たい…》
《その為なら?!》
《その為なら…命をかけて
も…構わない…》
《…………》
その言葉の後、石が激しく
光りはじめる!!
《フフッ良く出来ました》
ルシフォールが両手で顔を
覆い、空を仰いだ。
何時しか天は、どす黒い
雲が世界を覆い尽くして
いたのだった。
