剱聖伝

それでも攻撃は止まらない

。すぐさまケルベロスの背

中を利用して跳んだシュナ

ウザーに追いつき刀を横に

なぎはらう!!それも折れた

武器を重ねて受ける敵。


だがセシルドはそのまま


近づき渾身の正拳突きを


繰り出した!!


顔の皮膚がザクリと切れる

…ほんの少しずれただけで

致命傷…それを奇跡的にか

わしたシュナウザーが体制

を崩しながらもセシルドに

蹴りを入れ、その反動で地

面へと落下する。


《…早い》


肩で息をしながら呟く。


それでも直ぐに立ち上がり

ニヤニヤ笑う。


《…何が…おかしい》


セシルドが敵を睨む。


《拙者は笑っておるか!?…

そうか…笑っておるか…


楽しいなぁ…これほどの興

奮は久方ぶり拙者も腰の物

を抜かねばなるまい》


そう言って腰の刀を抜く。


《これは名刀 古月一文…

相手の血を吸う妖刀よ》


刀身が淡いピンク色に輝い

ている。


《お主の刀と拙者の刀…ど
   ワザモノ
ちらが業物か…勝負でござ

る!!》


お互いの剣気がぶつかり


あう。