剱聖伝

《へぇ〜あの額あての子…

ぼくの事を感じているなん

て…こわいなぁ〜、もう一

人のメガネの子は…更に


こわい…黒いのはペットか

なぁ!?フフフッ…面白い、

早速報告しちゃお♪》


そのまま森の中に溶けるよ

うに消えてしまった。


その一瞬後にクロードがそ

の場所に視線をうつす…。

《……》


心に残る違和感…クロード

は気のせいかと思ったが


そうじゃないと考え直した

。ここは既に敵地なのだ…

どこに監視の目があっても

おかしくない。


《メギメギ、すまんがおれ

たちはここまでだ》


《おぅ!!わかったメギ…


クロードォ…セシルドォ…

あ…あり…がとうムギ…》

泣くのをこらえ過ぎて


声と語尾がおかしくなる。