《レギオス…堕界使4人衆

を招集せよ!!》


《あいつらを…ですか…


了解しやした》


レギオスと呼ばれた大柄な

男は少し驚いた様子で答え

た。


額からは冷や汗が垂れて


いる。


ほどなくして出ていく部下

。広い空間に静寂が訪れる

…それも束の間、バーミリ

オンが口を開いた。


《そろそろ出てきたら


どうだ…ルシフォール》


そう言うと玉座の前に黒い

衣服を身にまとった若い男

が現れた。


《事は順調に運んでいる


ようですね…》


まるで女性のような透き通

った声で、微かな笑みを


浮かべる男。


歳は一見すると20歳前後

…艶のある黒髪に恐ろしい

ほど整った容姿…瞳は


やはり赤眼であった。