剱聖伝

《止まれっ!!味方を傷つけ

たくはない…》


クロードの一喝に


足踏みする兵士達。


《来たれ、シルフィ!!》


ティアが精霊魔法で


体を包む。


クロードの体にも風の


精霊の加護により、薄い


風の幕ができ、軽くなった




《行くぞ!!》


それを合図にいっきに


駆け出す。


凄いスピードで馬車まで


駆け抜けた。


馬にのり腹を打つ。


合図を受けた馬はティア


達を乗せて走りだす。


しかし、行くてを遮るかの

ように立ちはだかる男…


セシルドであった。


クロードは馬を止める事


なく走り抜けようとする。

セシルドと目が合う…


《おれと来いっ!!》


それを聞いたセシルドの顔

が驚きの表情を浮かべた。

《おれには…お前が必要


だ…共に来てほしい》


そう言って手をさしのべる