剱聖伝

太陽の光を背に、陰に


なっている。腕を組み


立っていたのは探して


いたセシルドだった。


《セシルド様…》


《オレに何か用か》


少し疲れた顔がティア達

の方に向く。


《はい…クローディス様の

事で…あの…幽閉されたっ

て本当ですか!?》


セシルドに近づき問いかけ

た。


《……何処で聞いたか知ら

んが事実だ》


《オレが…捕えた》


そう言って窓の外を見る。

《セシルド様…がですか…

何故ですっ!!何があったと

ゆうのですか??》


《……》


《セシルド様ぁ!!!》


ティアの叫びがセシルドの

胸に響く…。