他人の感情を色覚化して見ることができる一色涼夜は、過去にイジメを止めようとして、逆に標的にされた経験から他人と関わることをやめていた。
しかしある日、他人の悪意に晒されている少女の感情を見ることができないことが気になり、助けてしまう。
その少女、東堂香織は他人の幸せが自分の幸せになると信じていて、誰しもを笑顔にしたがる一風変わった少女だった。
一色涼夜の特殊な力を知った東堂香織は、困っている人を助けるために共に行動するようになる。

そんな折り、東堂香織が学校でイジメられていることを一色涼夜は知る。そして、加害者である少女達が家事に巻き込まれた時でも、東堂香織に迷いはなく、笑顔が世界を幸せにすると信じて少女達を助けに行く。
そんな東堂香織を見て、長年不思議に思っていた感情を一色涼夜は知るのだった。