リトルガーデン~愛溢れる場所~

それでもどうしてか、もしもわたしが住んだなら、この家は温かくなるような気がした。

いつの間にかこの家の中にはこんなに淋しく、がらんどうのようになってしまったのだろう。

おじいさんが死んだからではなくて、長年の蓄積が感じられた。

家のすみずみから、乾いた悲しい感じが漂ってきた。

それでも、少しずつ変わっていくかもしれない。

わたしが生けるであろう草花のせいでもなく、
わたしが持ち込むであろう食料のせいでもなく、
わたしのふとももや、わたしの髪の毛や、はだしの足、若くて生きているそういうものがうろうろするだけで、
ほんの少しずつでも、なにかが戻ってくるかもしれない。