「ごめん、嘘つくつもりはなかったんだ。
でも、柊木と話す内容がなくなるかもって思ったら嘘ついてでも話してたかったから」
「そうなんだ、なんでも話そうよ」
榊原がこんな風に考えてるなんて思ってなかった
「おふたりさーん、私忘れないでね?」
「あ、ごめん夏帆、忘れてた」
「おいっ」
夏帆によって現実に戻された私は
榊原の言ったことがよく理解できなかった
話したいなら話せばいい
榊原なら何を話してても楽しい
「今日はもう帰ってくださーい、かいさーん」
担任の先生の山下 遥(ヤマシタ ハルカ
はるちゃん先生の声で今日は解散となった
「はるちゃん先生!」
「どーしたの?柊木さん」
「あの、私がセーラー服のおばけで本当に大丈夫ですか?」
セーラー服を着れるのはとても嬉しいけど
私にこんな大役が務まるのか
他にもやりたい子はいたはずなのに
私でいいのだろうか
そんな不安が頭によぎり思わず聞いてしまった
「そんなの、やってみないとわからないわ
柊木さんがどうしてもできないならかえる?」
「いや、やりたいです、でも心配で」
「そんなのは当たり前だよ。頑張ってね」
はるちゃん先生に聞いてよかった
まだ若くてキレイで男子からも女子からも人気
他の先生からも評判が良く
はるちゃん先生の授業では寝る人はいない
とまで言われている
